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演劇のお医者さん(若林医院)

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2017年 07月 19日

◆劇団トラアナ やまんねOpen7・本番

「やまんねOpen7全体については、
ブログ「劇団天末線日記」の方をご覧下さい。


【日時】2017.6.24(土)、25(日)
【場所】天シアターやまんね
【芝居】「自殺日和 」作/阿部哲也
◆劇団トラアナ やまんねOpen7・本番_c0209544_11133265.jpg

■■【往診内容】
6.24(土) Open7ゲネ公演・本番
6.25(日) Open7本公演・本番

■■【感想】

阿部哲也 (川越高校)

「演劇部顧問の演出力涵養」を目指し、毎度々々活動を続けるトラアナですが、今回は自分の台本で上演するという暴挙というか愚挙というかをやらかしまして、何ともはやどうも済みません。共演の茂木先生、佐竹先生には色々とご迷惑をかけてしまいました。重ね重ねどうも済みません。やまんねのスタッフの方々には、いつも何から何までお世話になりっぱなしで本当にどうも済みません。そして、育ちが遅くて何かと逆らう我々に嫌な顔ひとつせず演出してくださる若林先生、心からどうも済みません。

それにしても、自分の台本に出演しつつ、かつ演出をつけていただくというのは、とても勉強になります。これこそがトラアナの一番重要な部分ではないでしょうか。自分の演出に手を加えてもらうのも、それを粉々に壊してもらうのも、これ以上の勉強はないのだと思います。今回はそのおかげで、色々「見えてきた」ものがありました。「芝居の線」「細かく繋ぐ」「平面から立体へ」など、今まで頭でわかったようなつもりでいたトラアナの肝とも云っていいキーワードが、感覚で納得できてきたような感じです。多分まだ借り物の段階でしょうけど、これらが血肉となれば、トラアナの目的に一歩近づけるかなと、そんな気分でいる今日この頃です。


▼ 佐竹純一 (正智深谷高校顧問)

今回は、風邪(気管支炎?)を引いてしまい、とても悪い条件でのリハーサル・本番となりました。リハーサルの日などはあまりにも声が出ないので、「今日は休ませてください…」と阿部先生に言おうかと思いながら秩父に来ました。「無声音なら声出ますよね?」という阿部先生の第一声とその目を見て、「今日休むという選択肢はないな…」と悟り本番を頑張りました。
 ゲネ本番、観客の農工の1年生の生徒さんたちには(農工お~ぷんに続いて)2回目の上演ということで、いつも難しい上演となるのですが、今回は楽しく上演出来ました! 芝居の線にそって(というよりもそれだけで)上演しているのが心地良かったです。声が出ないので、それを逆手にとり反応(オドロキ)にかけて、極力嘘のないように演技しました。よかったと思います。
 本番日は年齢層の高めのお客様が多く、前日とは少し変えて頑張りました。声が少し戻ってきたのですが、そこが逆に難しかったです。前日は高音が出なかったのですが、「減るんだ!」の低音がうまく出せず、悔しかったです。ただし、基本的には前日同様に楽しく上演出来ました。芝居の線にそって上演楽しかったです。上演後の流れる汗が気持ち良かったです。
 来年は体調を整え、また余裕を持って上演に臨みたいです。出来ることなら、さらに芝居の精度を上げていきたいと思っています…。今年もありがとうございました。


▼ 茂木美好 (浦和南高校顧問)

トラアナももう四回めの参加。今年もゲネから2日、とても楽しく過ごせました。いつものことながら温かく迎えてくださる劇団天末線をはじめとするお仲間の皆さまのおかげです。武甲山を眺め風に吹かれながら出番を待つ間も、年に一度のお楽しみになりつつあります。芝居のほうはもっといろいろできたのではないかなと心残りもありますが。練習時間が少ないのは覚悟の上でしたが、三人の自主練習では演出として客観的に見る目がなく、特にキャストが全て舞台に出てからの後半は、しっかり整理が出来ないまま本番になってしまいました。テンポアップしていかなければならない後半は、個人練習だけでは対応しきれない部分でもあったと思います。それでも阿部先生や佐竹先生の台詞がぐっと入ってきて、気持ちよくこちらも返せた瞬間もあり四年の取り組みは無駄ではなかったなという思いもありつつ、だからこそできなかったところが心残りになってしまいました。
まだまだ修行が足りないということなんでしょうね。練習の仕方を工夫しつつこれからもがんばります。

by tetsubin5 | 2017-07-19 15:40


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