演劇のお医者さん(若林医院)

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2016年 01月 12日

■戸田翔陽高校演劇部 2016.1.10

【日時】 2016.1.10(日) 10:00~17:00
【場所】 戸田翔陽高校格技上
【芝居】「その向こう側に」作/前橋俊介
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■■【治療内容】

中央大会以来、久しぶりの戸田翔陽高校のみなさん。
関東大会に向けて練習を開始したところ。
しかし、台本がかなり変わってしまったので、いつもの若林医院のように一部を抜いての治療とはいかず、芝居の線を深める方法にきりかえて実施しました。
しかし、あまりにも時間が足らず、結局前半1/3程度の治療で終わってしまいました。
あとは皆さんの吸収力ですね。



■■【感想】 戸田翔陽高校演劇部

▼ 小田島 真子 (3年・山谷役)
c0209544_09213989.jpg若林先生にご指導いただくのは3回目で、自然な演技ができるようになりました。だけど、一回目に比べて驚きや気づきをすることに慣れたからか、わざとらしくなった部分ができたりして、心配でした。自分の役は、自分が驚くより相手を驚かせることが多いので、驚きや気づきが雑になっているのではないかと不安でした。ですが、今回のご指導で「あ、そっか。」と気づけて、復習ができました。どこに集中するか、誰を見るか、何を意識するかなど、改めて考えて、いい舞台を作ろうと思います。とても楽しかったです。ありがとうございました。


▼ 松平 遥 (2年・しずく役)

 若林先生、ご指導いただきありがとうございました。今回はオープニングのシーンの直しがしっかりとできて、疲れた感じが少しずつでてきたので良かったです。他のシーンもさらに面白いものになっていたと思うので、今回手を加えられなかった後半部分にもそのテンションを持っていけたらいいと思います。また、セリフの言い方も全体的に固まってしまっていたものをほぐしてみていきたいと思います。ありがとうございました。


▼ 石川 天駿 (1年・ピエロ役)

 この劇は長くやっていたこともあり、最近は世界観やセリフの言い回しなどが固まってしまっていたのですが、若林先生にご指導いただき、怖がり方や驚き方に変化が出て、ピエロは会話もできるようになりました。これからは、若林先生にいただいたアドバイスを生かし、それを全体へ広げていけるよう、みんなで練習に励みます。ありがとうございました。


c0209544_09214205.jpg▼ 中西 未由紀 (2年・柑夏役)

 今回は一つ一つの動きや反応、セリフの言い方などをご指導いただきました。私は今までオープニングで天気が悪いから困った表情で歩いているだけでしたが、大げさなくらいに疲れた演技をすることによって、観客から見て状況が分かりやすいということがわかりました。ピエロに対する反応も、毎回棒立ちだったけれど、いつでも逃げ出せる体勢をすることで自分たちも観客もはらはらしながらピエロに注目することができました。また、セリフの語尾を変えることで自然な会話になり、これだけでよかったんだ!と思いました。顧問に意見を言ってみるというのはあまりなかったので、これからはそういった練習をしてみたいと思います。ありがとうございました。


 中澤 友香 (2年・琴音役)

 本校の演劇部に3回もお越しいただき、感謝の気持ちでいっぱいです。今回、私の役では“もっと楽に、余裕をもった演技”を重視して指導していただきました。死んだはずの親友と再会し、動揺が隠せない美咲と、なんでか冷静な琴音との差がうまく表現できるようになってきて、それぞれの世界観が分かりやすくなりました。今回もたくさんのご指導ありがとうございました。


▼ 遠山 景介 (2年・牧村役)

 今回お越しいただき、そしてご指導いただきありがとうございます。自分の役は残念ながら時間の都合でできませんでしたが、柑夏・しずく・美咲・ピエロの4人を見て、自分ももしかしたらこうしたほうがいいのかなと思いながら気づいたことも多く、かなり勉強になりました。演劇の面白さを改めて実感しました。引退するまで精いっぱい頑張っていきます。また機会がありましたらご指導お願いします。


▼ 菅 夢美 (2年・美咲役)

 今回は前以上に気づきや驚き、反応を素直な自然なものにできるように心がけて練習をしました。私は演じているとき、あまり左脳を使わずに演じているつもりでしたが、考えてみると計算だらけの演技になっていたと思いました。若林先生のご指導のおかげで、前より右脳を使った演技ができるようになりました。これからも、自分で心を磨き、自然な反応ができるように頑張ります。ありがとうございました。


▼ 前橋 俊輔 (顧問)
c0209544_09214543.jpg それぞれの役者の置かれた状況と、それぞれの役者同士の関係、セリフの言い方などをしっかりと意識して演出を考えていかないといけないということを感じました。また、その場面で何を伝えたいのかを意識して、表現することの大切さも感じました。セリフの書き方も、それぞれの状況で自然になるようにしていかないといけないということも感じました。今後の活動に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。

▼ 椎葉 絵舞 (顧問)

 同じ舞台を半年間作り続けることの苦しさが身にしみていた時期に、ご指導いただくことができました。役者たちの凝り固まった演技は、やはり外から見ている私たちの固定概念が原因なのだと改めて感じました。『芝居を壊す』という言葉の意味がほんの少しわかったような気がしています。先生からいただいたヒントをどこまで咀嚼していけるかわかりませんが、生徒たちの頑張りを信じて練習に励みます。ありがとうございました。


▼ 木村 美貴 (顧問)

 若林先生のご指導で勉強になることは「驚き」や舞台上での「動き」はもちろんですが、なんと言っても「放物線を描いて台詞を飛ばす」ということです。台詞の出し方に何か違和感がある、薄っぺらい感じがする時に、この法則を軸に直していけばよいのだと安心しました。生徒たちも、私たち顧問も意識して取り組んでいきたいと思います。今回もたくさんの刺激を受けさせていただき、ありがとうございました。



■■【感想】 浦和南高校演劇部


▼ 茂木美好 (顧問)
c0209544_12585641.jpg戸田翔陽の部員さんたちがとても素直に集中して、若林先生のご指導をどんどん吸収しているところが先ず素晴らしいと思いました。
一回一回若林先生のご指導のままそれをなぞって繰り返すには気持ちの集中と軟らかい心が必要です。気持ちをまっさらにしてひたすら吸収しようという姿勢はなかなか真似できないことだと思います。
あとは吸収し一度は自分のものにしたことを、しっかりと定着させることが必要なのでしょう。それは形として定着させるのでは勿論なく、表現するための姿勢をしっかり自分の中の幹として定着させるということなのだと思います。
残り2週間でどこまでこのお芝居の魅力を増していくことができるのか、とても楽しみにしています。今日は見学させていただいてありがとうございました!

原山 1年
戸田翔陽のみなさんは、若林先生のおっしゃったことを吸収するのがとても早くて、演技がどんどん変わっていくのが見ていてとてもおもしろかったです。外に集中すると演技が変わるというのが改めてよく分かったので、自分たちの演技にも生かせるようにしたいです。

c0209544_12592451.jpg澤田 1年
空を見る演技で顔を客席に向けたほうが、立体的でした。横をずっとみているよりリアルでした。放物線になると、緊迫している場面がもっと伝わってきました。ピエロが今までのセリフの言い方を大幅にかえていて、気持ちが悪くなっていました。でもそのほうが、セリフ一つ一つが耳に残る感じがして前よりもとてもよかったです。

宮田 2年
中央大会で見た時よりも一層完成度が上がっており、楽しく見させていただきました。また、男子への指導やセリフの放物線等、参考になるものを持ち帰れました。

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by tetsubin5 | 2016-01-12 11:09
2016年 01月 12日

■農天会(秩父農工演劇部+劇団天末線)  2016.1/9

【日時】 2016.1.9(土) 8:00~19:00
【場所】 秩父農工科学高校 清心館
【芝居】「夜曲・放火魔ツトムのやさしい夜」 横内謙介/作 
【参加者】秩父農工演劇部、劇団天末線
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■■【往診内容】

1年ぶりの農天会。

①OBの天末線と現役の農工演劇部との交歓
②自主公演へ向けてのレベルアップと応援
③芝居作りの基本を一緒に勉強する

の3つの目的でOBと現役で年1回行っている秘密特訓。これだけは農工関係者以外誰も見学出来ない秘密の会だ。フフン。

今年は初めての清心館Ver.
いやあ~、小池先生や現役たちの準備がバッチリだったし、
芝居がどんどん壊れていって、最後はなんかみんな解放された空気が漂った。
昼に食べたお雑煮やお汁粉が美味しかった。


■■【感想】 秩父農工科学高校演劇部

c0209544_11010729.jpg▼ 岩田真緒 2年 ツトム役 演出
とても内容の濃い一日となりました!
自分はツトム役もやりつつ、演出もやらせていただいていますが若林先生の演出でみんながリラックスして演技をしているのを見てすごいなと改めて実感しました。
自分も不連続に動くというのを学び、実践してみたらとてもごつごつとした立体的な芝居になってきたなと感じました。
天末線の方々の演技もとてもすごくて、メンバー一同とても刺激を受けました。
この刺激を良い方向に変えていき、自主公演にはもっといいものにしてお客さんに見せたいと思いました。

▼ 平沼里保 乳母役
若林先生に稽古する前は芝居が堅苦しい形だったのですが稽古した後は堅苦しい形が壊れて楽しく芝居ができ、色々な事が学べて本当に良かったです。

▼ 藤代 航輝 虎清役
自分は午前の最初に稽古していただいて、とても楽しく芝居ができて気持ちがよかったです。
これからも驚きを忘れずに頑張っていきたいと思います。

c0209544_11005796.jpg▼ 山中 玲人 ゴロウ役
今日はたくさんの事を教えて下さり本当にありがとうございました。
農天会が終わってから先輩方に、「演技うまくなったね!」などといわれて、それもこれも全部若林先生ならではの稽古がなかったら変われてなかったな、と思いました。
今日学んだ、あばれる君など少しリラックスしてやるなど、演技は格闘技!など親分さを出すという事を忘れずに自主に望みたいと思います。


▼ 新井萌菜  白百役

とても楽しくて、成長できたイベントでした。若林先生の稽古によって今まではシリアス気味だったシーンがギャグかと思うくらい面白くなり、自由にのびのびと演技をすることができました。昨日の農天会で教わったことを、自主公演でも活かせたらいいなと思っています。ありがとうございました!


▼ もね
今回は天末線の方と一緒に稽古をして、ほんとに楽しくそしてみんなが変わった感じがわかりました。白百役のフミアキ先輩と黒百合役のマサヒロ先輩にはほんとに感謝してます。自分たちが気づかなかったことがわかったc0209544_11005202.jpgり、なにより自分の殻を少し破れた気がします。先輩たちとの稽古では今までとは違った、芝居のなかでの自由を知りました。いつも同じ芝居になってしまうのはやっぱり自分の殻をいつまでもまとっていたからで、1回みんなでとにかく芝居を壊してみよう、ということでやってみると「なんだ、みんなこんな馬鹿なことしてるんだ。私ももっとそうゆうの出せるな。」と安心して馬鹿になれました!いつもとは違った環境での稽古、上演は緊張しましたが最初にやったときと最後にやった芝居とでそれぞれがかなり差がでていたことが見てわかったのですごかったです。これが天末線の力なんだ...と実感しました!ひとつの返事でも人の感情は表せるということを知りました。フミアキ先輩、マサヒロ先輩、また一緒に稽古できる時が来たら嬉しいです!稽古の楽しさを教えてくださってありがとうございました!

▼ 松永竜弥 十五役
天末線のかたもとてもいい人ばかりでいろいろ教えてもらい良い経験ができました。
稽古していただきありがとうございます。
またお願いします。


c0209544_11005001.jpg▼ 今井千沙都 2年のサヨ役
今回は新しい形の農天会ってことでとても楽しむこともでき勉強にもなりました。
自分の今足りていないとこを教えてくださったり、そこの改善の仕方をわかりやすく教えてもらえたりととても勉強になりました。自主公演で今回言われた課題を改善していけるよう頑張っていきたいです。

▼ 橋本彩音 千代姫役
1時間30分という短い時間の稽古でしたが、とても濃いいい稽古になったかなと思います。
ふざけ続かるというのがとても大変でした。でも、だんだんと楽しくなって面白いなと思えるようになりました。
今回学んだことをうまくこれから活用させて楽しく芝居ができるようにしたいと思います。

▼ 石原萌 3年 黒百合役
先日の農天会、一言で表すなら、すごい楽しかった!に限ります!
私たちの力不足で芝居を観てる人を楽しませることが出来ずにいたのですが、先生の演出や稽古、OBOGの方のお陰で芝居や、芝居をするチーム自体が柔らかくなったなと感じました。
始めはこんなんでいいの?!と思いましたが、こんな機会は滅多にないと思い心ゆくままに楽しみました!
本当に楽しかったです。
横舞台と言うのも初めてで新鮮で楽しかったです。
これから、自主に向けて芝居をいい方向に持っていけるように頑張ります!

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by tetsubin5 | 2016-01-12 11:06
2016年 01月 07日

◆川越高校・演劇部 2016.1/6

■高校生への若林医院の治療の目的は、そのチームの「芝居づくりの可能性を育てること」です。「大会で勝ち抜くこと」ではありません。治療を受け、処方箋の薬をシッカリ飲んで力をつけ、その後でもし良い結果が得られたとしたら、それは患者さん自身の力です。治療希望の方はメールでお申し込みを・・・。  tenmatu@sa2.so-net.ne.jp
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【日時】 2016.1.6(水) 10:00~16:30
【場所】 川越高校・演劇部
【芝居】「最貧前線」 宮崎駿/原作 阿部哲也/脚色
【参加者】阿部哲也(川越)  浅井紀子(川口総合) 佐竹純一(正智深谷)  茂木美好(浦和南)
      山口寛子(浦和北)
      浦和南高校演劇部員 6名  正智深谷高校演劇部員 1名
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■■【治療内容】

「実は今、劇の中身にちょっと飽きてきていて(部員も私も)、何か行き詰まっております。何かヒントが掴みたいところなのです。」
という阿部先生の悩みに答える形で、短い時間でしたが、顧問の演劇指導における「コペルニクス転回」を中心に施術しました。
そうなのです。「作る」より「産まれる」、「平面」より「立体」、「綺麗な形」より「イキイキとした時間」、「計算された意識」より「出てしまう無意識」などなど・・・、最後はどうしても意識の転換「コペ転」が必要なのです。

「飛ばす」「呼び水」
をキーワードにして、役者の驚きや気づきを外側に飛ばす訓練。
▼さらに生徒の「アレッ」の不十分さをどれだけ細かく感じられるかという顧問側の能力にも言及しながらの訓練。
▼さらにそのことで、演技におけるイメージの凝固を溶かす実験を行いました。

私の中では、それらはトラアナの最終目的でもあり、またこれが出来れば、演じることがガゼン楽しくなって、審査なんかどうでもよくなるはずです。



■■【感想】 川越高校演劇部

c0209544_14492215.jpg▼ 野澤仁志(1年) 通信手役
今日の稽古で「飛ばす」の感覚がなんとなくつかめました。意識が常に自分以外にあるので退屈しないし、適度に緊張感を持って芝居が出来たと思います。大会まであと少しなのでしっかり集中して、外に意識を向けて稽古していきたいです。ありがとうございました。

▼ 
梅木健新(2年)

今回指導していただいたことを礎に、飛ばしや驚きを深めていけるよう精進せねばと感じました。
自らの演劇に関しては、稽古が楽しく感じられる境地まで達せられるようにしたいと願うばかりです。

 小原優一(2年)
よかった。レベルアップ。
色々なことがあって面白かった

 塚原広大(1年)
本日はありがとうございました。教えて頂いた<トバス>ことや<驚き>などをこれからの稽古にもいかしていきたいと思います。

 笠啓人(2年)
あれだけ稽古をやってきたのに気づいていなかった(または面倒だから飛ばしていた)意識の繋がりを指摘していただいて、まだまだできることはあるなと感じた。劇の出来に上限なんてないが、サイコウの劇にしたい。

c0209544_14492444.jpg 近藤将太(2年)
若林先生の演出はやりやすく新鮮でした。
まだまだ役者として多くのことができるなと改めて思いました。

 堀泰己(2年)
「とばし」を意識して稽古を積めば、芝居が固まらずに、常に新しい形となって舞台に現れることが実感できました。この感覚を忘れず、今後の稽古の中で意識していけたらと思います。

▼ あじき(1年)
短い時間でしたが学べるものが多くありました。呼び水に対しての感覚を養っていこうと思います。ありがとうございました。



■■【感想】 浦和南高校演劇部

▼ 柳佳穂 1年

初めて若林先生のご指導を見学させていただきました。ひとつひとつの動作、台詞を、とても丁寧に細かくつけていらっしゃって、凄かったです。たった2分くらいの本当に短いシーンだったのですが、若林先生が手を加えていくことによって、とても面白くなったなぁと思いました。台詞を相手に"とばす"ということでしたが、そのことを若林先生に言われる前の川越高校の皆さんの演技と、言われた後の演技では、言われた後の方が、台詞が相手に届いている気がしました。川越高校の皆さんは、何度も何度も同じシーンをやっていく中で、若林先生がおっしゃったことを自分のものにしていっていて凄かったです。今後、自分たちの高校の演技でも"とばす"ということ、また、"外に集中する"ということを意識して頑張っていきたいと思います。本日はありがとうございました。

 丸山 1年
「セリフをとばす」「周りに驚く」ことをすると、受ける印象が全く違っていて面白かったです。相手に言葉を届けて少しでも良いお芝居ができるよう、今日見学させて頂いたことを参考にこれからも頑張っていきたいです。本日は貴重なお時間をありがとうございました。


▼ 稲垣 2年
私は何回か若林先生の指導を見学させていただいたことがあるのですが、今回も見ているだけでも学べることが多く、勉強になりました。指導を受ける前(初めてこの劇を見た 中央大会の時)でも十分おもしろかったのに、指導を受けてから更にどんどんおもしろくなっていって、単純にすごいと思いました。相手にとばすこと、外に驚くことなど教わったことを、自分が演技するとき常に忘れないようにしたいです。若林先生、川越高校さん、ありがとうございました。



■■【感想】 正智深谷高校演劇部

▼ 松井伽羅 1年

中央大会でいい感じの演技をされていたので、正直、直すところなんかないだろうと思っていました。 しかし、それだと型にはまってしまい、毎回同じ演技になり、楽しいと感じられなくなり、観客も飽きてしまいます。
そこで、原則に戻ってみると細かいところまで直すことができ、より良い役の人間性が表れるので、観客も役者自身も飽きないのだと思いました。
瞬間、あるものに集中する、意識すること(=トバす)が必要だということなど、文字に表すことは簡単ですが、実際やってみると大変です…。
大変だからと言って、諦めることはよくないことですから、私は川越高校の皆様頑張って下さい!と思うと同時に自分自身も頑張って演技しよう!と思いました。



■■【感想】 参加顧問

▼ 阿部哲也(川越高校)

6月からこの作品を作り始めて半年間になります。
同じ演目に半年もの間取り組むのは初めてのことなので、稽古も同じことの繰り返しのようになって来ていて、行き詰まりを感じていました。
今日、2分ほどのシーンを3箇所ほど診ていただき、台詞のフレーズ毎に細かくチェックし、意識を「飛ばす」演技、ための「呼び水」を注ぐ演出を拝見し、何と申しますか、風穴が開いて空気が通った感じです。同時に、こんなにも自分には見落としがあったのかと呆れてしまいました。自分では掘り下げていたつもりでしたが、全然でした。ただ表面をなぞっていんだなと反省しています。
今日掴めた(と思っているだけかもしれませんが)ことを、是非、今後に応用してみたいと思います。
ありがとうございました。


▼ 佐竹純一(正智深谷)

c0209544_14492663.jpg今日の川越高校さんの稽古と若林先生の治療を見学させていただき思ったことは、「コペルニクス的転回は凄い!!」ということです。
芝居を一生懸命作れば作るほど、疲れますし、またどうしてもイメージが固まりがちになりますし、飽きてもしまいますし、マンネリ化して場が停滞してしまいがちになります。特に今回の川越高校さんのように、「とても良い本番の出来」で優勝され、達成された芝居を作り上げられた時、そのあとの大会に向けての稽古の持っていきようは難しいことになるだろう…と思っていました。

その段階で今回の「コペルニクス的転回」の治療が若林先生よりなされました。
原則である、オドロキ・トボケ・放物線、中でも外にオドロキを持ち「とばす」こと、役者個人が本来持っている「イメージ」を呼び起こすための様々な「呼び水」を用意し、役者の感情が流れやすい「通路」をつくることなどにより、退屈・飽きるどころか、役者の誰もにやることが無限に起こり、それらが有機的に繋がっていき、緊密でボリュームのある大変魅力的な場面が、見る間に作り上げられていきました。
ストップ、ワンクッションなどを入れることなどは今までも役者として経験し知っていましたが、どれもお客が感情移入をするために大切なプロセスだということを再認識しました。
これら基本原則の全てが駆使され、2Dの平面的だった芝居が3Dの全方位的な芝居に劇的に転換し、さらに一番大切な役者個人と役者同士が本来持っていた「イメージ」=「水」を動き出させるようにしていくことが治療としてなされました…基本原則を通して「通路」が適切に作られ「水が流れ出した」その時!ものすごい状況が起こることを、今回はっきりと見させていただきました…!!!

正直、今もまだ興奮しています…!もう、すごく心踊りワクワクし、役者と同じ舞台に立って物語を一緒に紡いでいる感じになりました。これがまさに「コペルニクス的転回」です…!!!
凄いの一言に尽きます。
…実は自主公演を前にした我々正智深谷演劇部も、「イメージが固まる」状況に知らず知らずに陥っていたようでした。しかし今回の川越高校さんの稽古を見て、本番までの残り少ない稽古期間、役者たちを引き受け、頑張り切ろうと思う気持ち=「勇気」が自然に湧いて来ました!!!

川越高校の皆さん、阿部先生、若林先生、今回はこのような貴重な場にいさせていただきありがとうございました。
川越高校の皆さん、関東大会頑張って下さい!! 必ず見に行きます
そして私たちも自主公演にむけて頑張ります…!


▼ 浅井紀子(川口総合)

c0209544_14493186.jpg「オドロキ」は深いと思いました。相手の台詞や周囲の音を聞くこと、相手の言うことを理解すること、相手を見ること、相手に伝えること・・・等々に集中したら必然的に「オドロキ」ができるのかなと感じました。と言うことは、舞台の上は瞬間瞬間、オドロクことがどっさりあって、皆でドンドン気付いていけばいいので、それが本当の稽古ということかと思いました。
何かにオドロく時は他のことを考えたり感じたりしないから、無心になって、自由になって楽しいのですね。
演技は、完璧を目指すものではなく、楽しさを極めるものなのでしょう。
演じることの楽しさを改めて学びました。私もこのようなワクワクする稽古をできるようになりたいです。


▼ 茂木美好(浦和南)  

同じものをずっとやっているとだんだんつまらなくなってきて、何をすればいいのかわからなくなる、それをどう打ち破っていくか。これが今回のテーマでした。
川越高校の今回のお芝居は昨年のサマーフェスティバル・中央発表会と観てきて、前回の若林先生のご指導も見学し、その都度成長している姿を(なんか一方的に親戚のおばちゃんのように・笑)見守ってきました。
c0209544_14493469.jpgそしてあるひとつの完成形に仕上がっちゃったのではないかとは、私も思い、若林先生がそれにどう手を加えていくか、とても楽しみに今回参加しました。今日やったのはほんの数場面しかもそれぞれがほんの何分か分でしかありませんでしたが、こんなにもまだ変わる余地があったのかと思える変貌ぶりでした。
午前中は正直こんな細かく直しを入れていって部員の皆さん消化しきれるのかなと思っていましたが、午後も後半になってから一気に良くなっていきました。細かく厳密に流れや動きを吟味していく中で不自然なまま放っておかれた部分(ほんの些細な部分ですが)がなくなり、役者がやり易くなっていくのがわかりました。
それを自分でみつけ、直していければ、マジックはマジックでなくなるのでしょう。今回も、道のりは遠いなぁとため息をつきつつ、それでもあきらめずにいつかはたどりつくぞと思いながらの帰り道でした。

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by tetsubin5 | 2016-01-07 11:34
2016年 01月 07日

◆秩父農工科学高校・演劇部   2015.12.26

【日時】 2015.11.26(土) 14:30~17:30
【場所】 秩父農工科学高校
【芝居】「21世紀病院」 コイケユタカ/作
     「夜曲・放火魔ツトムの優しい夜」 横内健介/作
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■■【治療内容】

ほんの短い時間でしたが、戸田翔陽の前橋先生の農工見学に乗じて、2つの芝居を見させてもら
いました。
生徒だけでも手を抜かず、相変わらず熱心な練習が続いています。
必要なのは、本当に心を動かすナイーブな演技だと思います。
まあ、プロも含めて、みんなそこで苦労するのですが、役者としては、最後はそこのところの面白さに収斂します。
頑張ろうぜ!


■■【感想】  「夜曲」組

c0209544_15315304.jpg▼ 藤代航輝
自分は虎清としてまだまだ未熟でうまくできないこともありますが、ぜひ今後とも指導をよろしくお願いいたします。そしてもうすぐ農天会がありますが農天会でもよろしくお願いします。

▼ いわたまお  ツトム役  演出
ツーフレーズ目をたてるのはどう教えたらいいのかなど思っていたのでとても参考になりました!
一年生にとって突き抜けて言うのはなかなか難しいのかな?と思いました。
でも出来ていた子もいたので若林先生に教わったように一年生にも教えていきたいです。

 平沼里保  乳母役
私は外からの驚きが上手くできなかったんですけど今回の稽古でコツが少しつかめるようになりました。

 松永竜弥  十五役
自分は、初めて稽古に出さしていただいてセリフたての疑問だったこともわかったのでとても良かったです!まだわからないことがたくさんあるのでもっとがんばってうまくなりたいと思います。

 根本恵美 

いつも玉野尾のシーンになるまえに終わってしまったりしていたのですが、今回の稽古ではみんなのセリフをひとつひとつ丁寧に教えていただきました。
ひくめからかまぼこにしていって、伝えたいところをバーンと言う、外に驚けば自然なセリフになる。ということを聞いて、みんな不思議と驚くとかまぼこになっていて聞いていて驚くことの大切さのようなものを知りました。
普段だと驚いたり、言葉を自然に言えているのに芝居になるとなぜだか自然じゃなくなってしまい、先生のいう言葉はどれも相手にちゃんと届いていて自然でいまは真似をするのが精一杯なのですが、先生のような自然なセリフを目指していきたいです!

 橋本彩音  千代姫役

今回の稽古では全員に丁寧にセリフ直しをして頂いてとても嬉しかったです。私は十五に向かっていうセリフをセリフ直ししていただいたのですが、差をつけるということを細かく丁寧に教えていただいたり、相手にセリフを落とすということも教えていただきとても勉強になりました。
若林先生の稽古で久しぶりに稽古が楽しいとお思いました。これからも今回の稽古で教えていただいたことを生かしたいと思います。


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■■感想  「病院」組

 
引間愛菜  つむぎ役
直すところばかりの演技をわかりやすく、楽しく直していただきありがとうございました!
次の稽古から「驚き」をテーマに頑張っていきたいと思います!

c0209544_15324708.jpg▼ 六角海斗 医者役

やはり、驚きの部分で突っかかってしまっているなと改めて感じました。
これからの、残り少ない時間でどこまでできるか分からないですが頑張っていきます。

▼ 
角田桐乃  3年 キリト役 
やはり改めて驚きの重要さを知りました。稽古を重ねるにつれ、驚くという感覚を忘れがちなのでこれから稽古に驚きを取り入れていきます!
また来てください!


▼ 
町田留菜  由美子役 2年
一ヶ月前にも先生が稽古してくださいましたが、今回は前やったところと違うシーンを見てもらえて本当によかったです!!
やはりまだ驚きが足りないと実感しました。
驚くだけで結構気持ちも変わるので驚きって本当に大事なんだなと思いました!
自主公演も近いので、驚きをテーマに頑張ります!

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by tetsubin5 | 2016-01-07 11:21