演劇のお医者さん(若林医院)

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2010年 07月 31日

■香川県高等学校演劇講習会/講師

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【日時】2010.7/29,30
【場所】ユープラザうたづ ハーモニーホール
【芝居】琴平高校 亀尾佳宏/作「笑い女
     高松工芸高校 川田正明+演劇部/作「Home
【日程】
■7/29(木)~高松工芸高校のリハーサル、モデル上演、舞台技術講習会
顧問の川田先生が舞台の仕込みでいない中、リハーサル室で「Home」のパーソナルな直しを1時間(A)
■7/30(金)~琴平高校の「笑い女」の上演とそれを素材としての演技演出講習会 正味4時間(B)

Aについて(高松工芸高校の直し)
青森の全国大会に一緒に出場した高松工芸の「Home」がどんな芝居になってるいるか楽しみであった。まずは通しを面白く見せてもらった。まずは松川さんと多田羅さんの張りのある表情と演技に圧倒された。他の役者達もまだまだこなれていないながら、芝居への向かい方がしっかりしており、十分な可能性を感じた。本番前のリハーサルを控えていて、与えられた1時間では、芝居の直しは限られてしまう。まず木戸田クン(今市先生)のいかにも高1の体を、大人の体に直し、不良達の迫力と、大事な場面のテンポをいじくることで、直しの効果を出そうと考えた。しかし、始めるとなかなか思うようにはかどらず、若干、中途半端に終わってしまった。
本番はよかった。もちろん完成度はまだまだだが、リハーサル室の通しとは雲泥の差だった。私の直しが効いたというより、この学校がもともと持ってる力かもしれなかった。自分よりも「相手との関係の力」を身につけると、いいチームになるかもしれない
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Bについて(琴平高校への講習)
顧問の新谷先生の演出を受けて、センスのいい舞台になっていた。真っ白く縫った小道具は病院の不気味さを感じさせて面白かったし、なにより役者達の素直な完成が気持ちよかった。まずオープニングをドラマチックに変えさせてもらった。演出を変えることによってがらり芝居が変わる事を勉強してもらいたかった。次に小返しをしながら以下の原則を伝えた。
芝居の中心を感じる
■芝居の中心を動かしてみると芝居の線が産まれる
■個人の頑張りより、役者同士の関係が芝居のエネルギーになる
自分の外側に台詞の出発(驚き、気づき)を感じて台詞を言う etc
結局たっぷりと正味4時間の講習になった。こういう生の直しの講習はなかなか計算通りにいかない。しかしそのライブ感がたまらない魅力でもある。琴平高校の皆さんはよく頑張ってついてきてくれた。
次の大会用の芝居がぜひ見たいものである
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■■【感想】琴平高校 中藪美幸(部長 3年 エミ役)
▼今回の講習で、非常に多くの事を学ぶことができました。
まず発声についての講習では、改めて普段の発声の仕方について見直さなければならないなと感じました。つい大きな声を出そうとしてしまったり、自分ではお腹から出そうとしているつもりでもなかなか上手く出来ないので、とても参考になりました。
▼モデル上演をした後に舞台上の道具を動かしてみて、それを客席から見てみたときは、道具の配置を変えるだけでこんなにも雰囲気が変わるものなんだなと驚きました。
c0209544_22575850.jpg▼午後からの講習でも、セリフの言い方を変えてみたり、動きを変えてみたりして、さらにそれを午前中に道具の配置を変えた舞台でやって、すごく新鮮な感じがしました。 けど、若林先生に「こうしてみて」といわれた時にあまり思うようにできなかったので、舞台上でもっと自由に動いたりできるようにしなければいけないなと思いました。
▼今回の講習では本当にたくさんのことを学ぶことができたし、経験することができました。
そのことを今後に生かすことができるように、しっかりと練習に取り組みたいです。

■■【感想】琴平高校 安藤三佳(2年 アキオ役)
▼私は、講習会で若林先生が教えてくださったことから、学んだことと思い出したことがあります。
まずは舞台について。同じ道具を使っていても、組み方しだいであんなに雰囲気が変わるとは思わなかったです。しかも、役者が動ける範囲が広まり演技がやりやすくなっていました。さらには全体が見やすくなっているので、先生が言っていた「中心」というのも分かりやすくなっていたと思います。
▼次に演技について。お客さんを飽きさせないためには、メリハリのある動きが大切なんだなぁと実感しました。自分でやっていてもそう思ったし、見ていてもそう思いました。メリハリのある動きというのはやっぱり疲れてしまいます。つまり、本当に力一杯一時間芝居をすればヘトヘトということですよね。それを考えると私はまだまだやれるんだなって思いました。
c0209544_22591526.jpg▼最後に思い出したこと。それは講習会の最後の方でも言った通り、「演劇は楽しい」ということです。例えば、台詞の前に「え?」や「ん?」などをつけるだけですごく自然な会話になる…というのをしていたときは、やっている自分が楽しくなってしまって、みんなもいつもより楽しそうに台詞を言ったり受けてくれたのでわくわくしました。しばらくは、あれをやり続けれそうでした。演じることだけじゃありません。舞台をどうつくるか、と考えるだけでも楽しいことです。普段顧問の先生に任せっきりなところもありますが、自分達も思い付いたらどんどんアイデアを出していきたいです。
▼今、自分が言っていることはものすごく大変なことなんだと思います。だからこそ、楽しいのかもしれません。講習会をきっかけに、もっと上手くなりたいです。生意気でどうしようもない私ですが、先輩後輩と頑張ります。
若林先生、本当にありがとうございました。

■■【感想】琴平高校 長尾彩加(3年 コウイチ役)
▼若林先生の講習を受けて思ったことはすごくわかりやすく楽しく丁寧に指導をしてくださってやっていて私もすごく楽しくすることができました!!  元気にイキイキと演じることがほんとに楽しくてやっぱり演劇っていいなぁと改めて感じることができた講習でした。 それに的確にアドバイスしてくださるので「あぁこうすればいいのかぁ」と思う部分が多くて自分達では気づかないところをきちんと直すことができたかなて思います。
▼また午後の講習でやった「えっ? 」とか「はぁ?」などの言葉を台詞の前に入れることで相手と話しているようになったり自然な感じで台詞がでて声が出しやすかったです!!
▼今回の若林先生の講習で習ったことをこれからの演劇に繋げていきたいと思いました。
本当にありがとうございました。

■■【感想】琴平高校 堀川明日香(2年 ダイスケ役)
▼先日は熱心にご指導いただきありがとうございました。
舞台への道具の置き方、演出の付け方など人が変わるだけでがらりと印象を変えるものだと思いました。
また、とても分かりやすい講習で、(私はあまり体調がよくなかったのですが)楽しく違う演出での「笑い女」をやらせていただけてよかったです。
▼若林先生のおかげで、演じることが今まで以上に感じることができました。
最後になりましたが、本当にありがとうございました。
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■■【感想】琴平高校顧問 新谷 政徳
▼生徒たちは皆揃って、先生の指導によって一皮むけた印象を僕は受けます。
彼女たちは器用な子たちではないので、なかなか時間がかかってしまうのですが、手前味噌ではありますが「素直」なところが一番の長所だといつも感じています。そんな彼女たちが、先生の一つ一つの言葉で少しずつ変化していったのを強く感じることができた4時間だったように思います。
▼自分のことで言えば、演出を褒めていただけたのは、正直言って本当に嬉しかったです。 生徒たちが舞台上でかっこよく見えるように…と思って、いつも演出を施しているつもりです。そんな自分の演出をああいう風に言っていただけたことは、また次の作品を作る力になりました。次の作品は、ぜひ四国大会で見ていただきたいです。そうなるようにまた生徒たちと頑張ろうと思います。
本当にありがとうございました。

■■【感想】高松工芸高校 2年 福永
▼今日は若林先生が琴平高校の「笑い女」を見て、それを題材に演技講習をして下さいました。
ひとつひとつのシーンにかなり時間をかけて凄く細かく指導していくスタイルを見るのは初めてで新鮮さがありまた、若林先生の演劇へのこだわりが伝わってきました。
▼若林先生がおっしゃっていたことで特に心に残ったのは
①目線、ハリが演技のスイッチ。
②人と人がつながって、その間に出来る空間が演劇。
③舞台におけるエネルギーの話。
演出ひとつでまったく違う作品に仕上がる…。いろいろな事に気づき、考えた一日になりました
▼あと、本当に演出の力は凄いと思いました。
工芸、3日坊主…いや、5日それよりもっとずっと生徒による演出に力を入れていきたいと思います。

■■【感想】高松工芸高校 2年 多田羅
今日はとっても楽しかったです。
c0209544_2183656.jpg▼今日の講習で、一番自分なりに大切だなと思った点は「誰に何を伝えるか」です。
私は前から人が普段、日常生活で行う行動も舞台にもってきたらどこか嘘くさく、リアリティに欠けてしまうと思っていました。それは舞台上で自分が誰に何を伝えたいのか分かっていない、リアルタイムに流れる舞台の中心←エネルギーの流れがわかってないことが原因だと分かりました。
▼こうして言葉で表現するのは簡単ですが、実際舞台でやろうとしても簡単にはできないことも知り、充実した2日間となりました。
若林先生の面白い講習を、たっぷりと時間があるなか参加してみたいです。
2日間ありがとうございました。

■■【感想】高松工芸高校 1年 松島
今回若林先生に講習していただいて、単純に楽しかった★というのが率直な感想です。
楽しい講習の中でも大切なことをたくさん学べました!
まず役を演じるうえではリラックスすることを意識しようと思いました。
そして役を演じるとゆうだけでなく客席からの見え方などをちゃんと考えて舞台の中心を意識しようと思いました。 まだまだ先輩方の足を引っ張るばかりですが今回の講習を活かし、常に意識してよりよい舞台作りに
励みたいです。

■■【感想】高松工芸高校 2年 早川
c0209544_21123988.jpg2日間の講習会を通して、沢山のことを学びました。
▼今回の工芸の上演は失敗に失敗を重ね…悪循環でしたが、これをバネに頑張っていこう!と思えたのでいい経験をした、と考えています。そのせいで、みんなに迷惑をかけ お客さんにも指摘をされ、ホント自分バカだなと思いました。後で先生に『自分の心配は、自分でしな。』と教わり、二度と、同じ失敗は繰り返さない!と強く心に刻みました。
▼講習会の司会をやらせてもらうことが出来て、本当に光栄でした。でも、何度も噛むし、緊張で緞帳が下がりきる前にハケてしまうしで、最悪な感じだったのですが、若林先生が『頑張れ』というような合図をしてくださり、緊張が少しほぐれました。
▼若林先生の講習からはリラックスがエネルギーになる!ということを学びました。動きや表情が固いと、
お客さんが引き付けられなかったり、何処かに中心を置かないと話が分かりにくかったり……
今日1日で琴平高校さんも大分演技が変わったり。沢山学べ、そして充実した2日間でした!
▼お互いが助け合い 話し合うことで今よりももっといいものがつくれるはずだぁ!
今年こそ!全国行くぞ!僕らは運命共同体!

■■【感想】高松工芸高校 2年 中村
▼"Home"では、力を抜く演技のご指導を頂きました。舞台前の緊張で強張った身体をくねくねと捻り力を抜くと、ポーンと声が自然と出、目も本当に睨まれたら怖いだろうな…という目になっていました。これからの演技で、これを取り入れると更にリアルなシーンになると思います。
c0209544_10272.jpg▼二日目の舞台"笑い女"のセット配置は最初真ん中に机や椅子、段ボールが固まっていました。そのため演技をしている役者さん達の全体像をセットが隠してしまっていて何か胸にモヤモヤする物がありました。しかし、演技スペースを開けるために真ん中のセットを奥に置くとすっきりとした状態で舞台を見る事ができました。若林先生が指摘するまで全体像が見えない妙な違和感に気付けませんでしたが、セットの配置を変えるだけでこれだけの解放感がでるとは、すごく感激しました。
▼観客の視線になって眺めると舞台がどうなっているのかがよく分かりました。
例えば、「あそこになにがあるのだろう?」や「あれは何だろう」という疑問を持たせるためには、舞台上で役者の視線を一点に集めたり、素早い動作からパッとゆっくりな動作に変え視線を主題となる物に送ると、凄く物がはえました。
▼私が演技をしていて会話している相手との気持ち、会話のキャッチボールをどうすればうまくいくのか悩んでいたのですが、二日目の講習で、「え?あ?ん?」などの疑問符を台詞の前に付ける事で、会話する相手とキャッチボールがきっちりと出来る事が分かりこれからの練習に取り入れようと思いました。
▼まだまだ若林先生に質問したい事が沢山ありましたが、一つ一つ丁寧にお答えくださったおかげで香川県演劇部の皆さんは大変参考になったと思います。
若林先生、遠路はるばるお越しくださり本当にありがとうございました。

■■【感想】坂出高校 鈴木みのり
本日は、講習ありがとうございました。そして、いろいろと未熟な対応で、失礼致しました。
▼先生の講習や指導はとても分かり易く、また、面白かったです。
「え?」「あれ?」など、普通の会話ではありきたりな言葉が、演劇となるとあまり活用されていない、ということにまず気づかされました。そして、それ以上にその言葉が重要であるということに驚きました。
確かに、先生の仰ったとおり、恥ずかしいと言うよりも楽しいと感じましたし、良い演技にも繋がるのだと思います。
▼発声方法や姿勢など、大変興味があったのですが、時間の都合で余り詳しくお聞きできなかったことが非常に残念です。
c0209544_2325484.jpg▼他にも、演出方法で感じ方が変わることを実際に見て学べたのは大変為になりました。
例えば、琴平高校さんの劇でしたら、確かに私はあの部屋が廃墟だとは感じられませんでしたが、物の配置によってだけでも、その状況を演出できるのだと、改めて気づかされました。
本日の講習だけでも、ここには書き尽くせないほど多くのことを学べました。
今後は、今日のことをふまえて、舞台に活かしていきたいと思います。
▼坂出高校は、少人数で素人ばかりの弱小高校ですが、たくさんの先生方からのご指導を糧として、上を目指して頑張っています。
若林先生のご指導を、もっと、じっくり詳しく受けられたらと心から願うばかりです。
もし機会がありましたら、その時はよろしくお願いします。

■■【感想】坂出高校 松川恵子
▼今日はお忙しい中、とても熱い講習を有り難うございました
私たちが今まで、したこともなかったような、考えてもいなかったような動き・台詞の手法や練習方法を学ぶことができ、とても勉強になりました
▼琴平高校さんに向けての演出・演技指導ということでしたが、私たち坂出高校にとっても吸収すべきところが沢山ありました。私は、琴平高校さんが最初に創っていた舞台がとても好きだったので、若林さんが大胆に変えていたことに驚きました。けれど、確かに思いっきり動けるゾーンが少し狭かったと思うので、なるほどなあと思いました
c0209544_1031952.jpg▼明夫役の佐藤さんも、指導前は少し1年生オーラが出た喋り方でしたが、指導された後は何だか雰囲気が出たというか役者の喋りになっていて、とても驚きました。指導される前のモノローグの様なこちらに向けて淡々と語りかける出だしは、この劇の不思議な雰囲気と合っていて個人的に好きだったのですが、こちらもいいなあと思いました
▼子供たち4人の登場シーンの指導では、指導される前よりも子供らしさ・やんちゃっぽさが全開になっていてすごくいいなあと感じました。そのシーンの若林先生の指導は勿論、言われてからパッと演技できる琴平高校さんもすごかったです。子供らしさが増したことで、動きがすごくリアルになっていました
▼他には、黄色の服は真っ黄色でないとライトで白っぽく見えるから色はこっくりとしたものを選ぶべきだということなど、演出・演技指導意外からも沢山のことが学べました。
改めて、演劇の世界は深いなあと思いました。
▼また、坂出高校を舞台に上げさせて頂き、誠に有り難うございました
もう今は練習していないものだったので3人ともいっぱいいっぱいでしたが、琴平高校さんでもされていた体を捻る立ち姿や「えっ」「はあ?」などの面白い手法を使って指導して頂き、部員一同とても勉強になりました
確かに、捻った立ち姿や「えっ」「はあ?」などを使うことによって、演技にリアリティが出たと思います。
今後の劇でも、隙有らばこの2つを入れていこうと考えていきます。
▼昨日の舞台技術講習と今日の演出・演技講習、どちらもとても勉強になりました
昨日と今日学んだことを生かして、良い作品を創っていきたいと思います
長々と書いてしまい、申し訳ありませんでした。本当に今日は有り難うございました

■■【感想】坂出高校 菱垣伊織
昨日は講習会に参加して、たくさんのことを勉強させて頂きました。
演劇って演出の違いでこんなにも大きく変わるものなんだなと思いました。
また言葉と言葉のキャッチボールがちゃんと出来ていたのかと自分を見つめ直す機会となりました。
坂出高校はたくさん質問をさせて頂いたのですが、丁寧にご指導して下さってありがとうございました。
それを生かして4人で頑張って劇を作っていきたいと思います。

■■【感想】 丸亀高校 片山めい
▼講習会終了後、恐れ多くも顧問の先生と共に質問に来た丸亀高校の片山です。
先々日はわざわざ質問にも答えてくださり、ありがとうございました。大変勉強になりました。
c0209544_234112.jpg▼先生が演劇でストーリーは重要ではないとおっしゃったとき私は衝撃をうけました。演技と共に、ストーリーも大事だと考えていましたから。台本を書くことの難しさを痛感すると共に、よりいっそう台本を書いてみたいという気持ちが強まりました。
▼また、先生の演出で琴平高校さんの演劇が全く違ったものになったのにはとても驚きました。こんなにも変わるものなんだなと。演出というものはすごいものなのですね。
先生に直接指導していただいた、琴平高校さんと坂出高校さんがとても羨ましかったです。
▼私は工芸高校さんと琴平高校さんの上演を見て、自分もこんな大きな舞台で演技をしたいと強く思いました。私達丸亀高校の演劇もぜひ先生に見ていただきたいと思います。
本当にありがとうございました。
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by tetsubin5 | 2010-07-31 14:07
2010年 07月 19日

■前橋南高校演劇部/芝居の直し

【日時】2010.7/18(日)9:30~17:00
【場所】前橋南高校・体育館
【芝居】演劇部+原澤毅一/作「黒塚Sept.
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●宮崎の全国大会を間近に控えた前橋南の「黒塚Sept.」。丁度1年前、地区大会直前におじゃまして、「え、もしかしたら全国まで行ける芝居かも・・・」などと言いながら、直しをしたことを思い出す。「いやあ~、俺のカンって当たるんだよなあ~」などと自慢げに、治療を始めた。
我々の体も、どこといって悪いとこはないのに、なんとなく体はだるいし、元気が出ないし、やる気にならないことってあって、医者に行くほどではないので、疲れのセイにしたり、天気のセイにしたりしてやりすごすのだが、結局メリハリがない生活が続くのだ。
●この芝居も、全国を前にして、同じ状態に陥っている感じだ。いや~、なんとなくツライ練習が続いてたんだろうなあ・・・と、(私も何度も経験してるので)同情さえ覚えた。
特に、リラックスして自然な高校生の台詞が生命であるこの芝居、いったん陥る憂鬱状態からはなかなか回復できにくくなる。よっしゃ!症状を楽にしてやろう、と治療を始める。
●結局、原因は【イメージの凝固】。
結果、観客の反応から遠ざかったを【閉じた演技】である。
治療は迷いなく「基本に返る」である。動きや間をしっかり作り直して、新鮮なイメージが湧いてくるように、基本的なヤリトリを武器に、一つ一つ勇気を持ってリホームすることである。
するとすぐ新鮮な風邪が吹いてくる。心なしかみんなイキイキして顔が明るくなってきた。
c0209544_1119834.jpg●結局半分ほど治療して時間切れ。
しかしこのチームは、自分たちの芝居を自分たちで何とか出来る力を持っている。
基本が解ればどんどん応用して、演じることが改めて面白くなったとこで、気楽に本番。結果なんかどうでもいいじゃんと言っても、どうせ良い結果を期待してしまうのが人間だから、「自分たちのやりたいことをやって、その評価をしっかり受けてこようぜ」ってなことでいいんではないっすかね。
仕事の関係で今年の全国は見に行けないけど、応援してまっせ~! 一杯楽しんできてオクレ。

■■【感想】原澤先生
本日はたいへんお世話になりました。
完全に膠着状態だった「黒塚」に風が吹いて、開けて来たように感じます。

■■【感想】三森夏穂
▼何回も同じ芝居をやっていると、狙いや意図がわからなくなり、最近の部活は芝居作りに詰まっていました。そんなところに若林先生が来て下さいました。わからない所ははっきりと言ってもらったり、大胆な演出を見て、今までの自分達は「こうでなくてはならない」という型にハマっていたな、と気づかされました。このまま詰めていってメリハリや差ができる芝居にしていきたいです。
▼練習後に部員と話すと、全員が「楽しかった」という言葉を口にしていて、本当に今日1日で芝居だけでなく部活の空気が変わったのではないかと思います。
▼芝居の直しだけでなく、大道具の汚しや位置などのアドバイスもいただき、とても参考になりました。
c0209544_1040436.jpg▼今日は遠い所から来て下さり、本当にありがとうございました。
全国大会本番まで残り少ない日数ですが、部員や先生と話し合いをしっかりして今日教わったことを生かしていきたいです。とにかく楽しんできます。

■■【感想】大渕礼奈
1年ぶりの若林先生の稽古という事で、長くやり続けマンネリ化した黒塚によい緊張感が戻ってきたのではないかと、ほっとした気分です。
若林先生のアドバイスに応えられるか必死でしたが、いろんな事を挑戦させてもらい刺激的な一日でした。また是非勉強させてもらいたいです。ありがとうございました。
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by tetsubin5 | 2010-07-19 09:30
2010年 07月 12日

■田島中学校/演劇部~芝居の直し

【日時】2010.7/12(月)9:00~14:30
【場所】田島中学校・演劇部練習場
【芝居】亀尾佳宏/作「笑い女
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●中学生の芝居を診たのは初めてだった。
みんなみずみずしくも素晴らしい感受性の持ち主で、思いの外直りが早かった。
はじめに通し稽古を15分程度みせてもらったが、すでに良い感じの芝居になっていた。
ただし、①台詞が相手に入っていない。②芝居の線が弱い。
の弱点があったので、細かい要求を止め、その2つだけを中心に直すことに集中した。
c0209544_093541.jpg●自分の外側に「アレッ」という驚きをつくることで、台詞の出発点ができ、途端に台詞がイキイキと相手の体に入るようになる。すると役者としての快感がスッと手に入り、途端に演じることが面白くなってくる。
この要求は中学生には少し難しいかなと思っていたが、とんでもない。サッと理解し、なんなく実現してしまった。嬉しい誤算だ。
●観客の意識になって、観客の関心の中心を、空間と時間の中で、しっかり掴んで、芝居の線を作っていくことも、すぐに対応してくれた。日頃の訓練の充実さのたまものか。
●とにかく、初めての中学生体験は「可愛い」の一言。
このみずみずしい感性は、きっとイイ芝居をつくる武器になるとしみじみ思った。


c0209544_0112973.jpg■■【感想】川村由里/3年
今日は大変お世話になりました。 
わたしたちも日々の練習で台詞の言い方や相手に伝えることができないと感じていたのですが、若林先生の芝居直しによって私自身すごく演技しやすくなったと感じました。
あっという間の5時間に学んだことを大会でいかせるよう
あれっ!という驚きや間をあけることの大切さを実感したいま、まだまだ自分たちを伸ばしていけるように、頑張っていきたいと思います。


c0209544_094996.jpg■■【感想】漆原理乃/3年
昨日はとっても良い経験をさせてもらいました。ありがとうございます。
私は、演出(本当は助演出なのですが)として、たくさん学びました。
「あれっ」とちゃんと反応することによって、生きた芝居になることや、「ため」を取り入れることで、それもまた生きた芝居になることなど・・・
今回、学んだことを忘れずに大会までつき進んで行きたいと思います。
5時間という長い時間でしたが、ほんの一瞬に感じられるほど、おもしろかったです。
本当にありがとうございました

■■【感想】御法川先生
二時間もかけて遠いところをかけつけてくださり、本当にありがとうございました。
▼子どもたちは、最初は緊張していたようですが、「あれっゲーム」からだんだんとほぐれて、若林先生のマジックにかかってしまいました。
c0209544_081321.jpg▼かなり細かくとめていくので、稽古のテンポがあがってきて、やりやすかったようです。
今までみんなで試行錯誤して作っていましたが、こんな方法もあるのかと目を見張りました。
迷わず演出をつけていくところ、思い切って「ため」をつくるところなど、優柔不断な私にはとても羨ましい勇気に感じられました。
初対面の生徒とこれだけの濃い時間が作れるのは、演劇の楽しさを存分に知っていて引き出しも豊富にお持ちだからでしょうね。
▼縁あって、田島までお越しくださり、ありがたいことだと思っております。
示唆していただいたことを部員のみんなと話し合いつつ、上演に持っていくつもりです。
本日は本当にありがとうございました。

                                 
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by tetsubin5 | 2010-07-12 20:26