演劇のお医者さん(若林医院)

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2015年 11月 05日

◆川越高校・演劇部

高校生への若林医院の治療の目的は、そのチームの「芝居づくりの可能性を育てること」です。「大会で勝ち抜くこと」ではありません。治療を受け、処方箋の薬をシッカリ飲んで力をつけ、その後でもし良い結果が得られたとしたら、それは患者さん自身の力です。治療希望の方はメールでお申し込みを・・・。  tenmatu@sa2.so-net.ne.jp

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見学参加のトラアナの先生方の感想はブログ「劇団トラアナ日記」にアップしてあります。

【日時】 2015.10.31(土) 10:00~17:00
【場所】 川越高校・演劇部
【芝居】「最貧前線」 宮崎駿/原作 阿部哲也/脚色
【参加者】阿部哲也(川越)  浅井紀子(川口総合) 佐竹純一(正智深谷)  茂木美好(浦和南)浅田孝紀(東京学芸大) 小宮正三(所沢北)  田窪誠郎(所沢西)    
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■■【往診内容】

中央大会前を前にしての若林医院。
大会前の集中力を利用しつつも、あくまでもアドバイスの域を出ないように、ホントに短い部分を使って、川越高校の弱い部分、不足している部分をあぶり出そうと務めた。
今回のキーワードは「オーバーホール」
しかし、結局は基礎的な芝居力をつける必要ありとみて、「芝居の線」を太くしながらのオーバーホールになった。
牛若丸が一粒一粒米をつぶしながら糊をつくったように(なんの喩えじゃ?)、一つ一つの台詞、動きを点検しながら、芝居の線を紡ぎ直す作業。これが出来るようになると鬼に金棒なのだが・・・。
中央大会で、川越高校のみなさんの芝居に向かう姿勢の真面目さがどう爆発するか、いやあ~楽しみになった。


■■【感想】


笠 啓人(2年)・操舵手役

役者が目指すべき、演じるべき人物として舞台上に存在し続けるということを、山を越えることに例えるなら、若林先生の指導から、"外に驚き関わり合う"という、舗装された登りやすい道や、"セリフの言い回しのコツ"によって客にわかりやすくセリフを入れてその人物として自然に会話していることを形式的にアピールするという、山を抜けるトンネルを教えてもらったような気がします。
本番までに、山を越え、その人物として存在できるよう、"原則"をまもりながら、いい意味で先生の演出に固執しない、その人としての演技を突き止めていければ、と思いました。お忙しい中、ご指導ありがとうございました。とてもわかりやすく面白く、貴重な体験となりました。


c0209544_20150550.jpg堀 泰己(2年)・艇長役

今回教えていただいた『原則』をさまざまな場面に応用するのは、難しいとは思いますが、できるだけ自分のものにできるよう頑張ります。
稽古も楽しかったです。ありがとうございました。


梅木健新(2年)・機関士役

今まで固定概念に縛られていて、どうしても型にはめるだけの演技になってしまっていたのですが、今回の演技指導においては、その改善の足掛かりとなるコツを掴みかけたような気がします。
これからこの感覚を磨きあげていこうと思います。


荒船 崚(1年)・音響担当

サマフェス,地区大会と回数を重ねてきた為か、イメージが既に固まっており,それに囚われているようにも見えた我々の芝居ですが、細かい部分や発生の方法を意識した演技はいつものモノとは違う「最貧前線」の一面を作り上げたように思えました。

顧問 阿部哲也


c0209544_20150399.jpgホンの数分間のシーンでしたが、若林先生との比較もしていただきながらじっくり勉強させていただきました。さんざん繰り返している内に慣れが生じてついスルーしてしまう部分にこそ、大事なポイントが山ほど含まれていることを思い知らされました。同時にポイントを絞った稽古が重要であることも。あれもこれもいっぺんにやろうとしても直らないし、むしろ効率も悪くなる。1つのポイントだけに狙いを絞ることで、結果的に役者も早く育つし、関係性のエネルギーも引き出すことができる。
「オーバーホール」することがいかに大切であるかがよくわかりました。

残りの10日間、生徒も顧問も目一杯トボケながら、ひたすら外に集中(=気づき)を入れて、線を断ち切らないよう、むしろ太くつなぎ直す稽古を重ねたいと思います。
本当に貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございます。


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by tetsubin5 | 2015-11-05 17:40


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