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演劇のお医者さん(若林医院)

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2010年 07月 12日

■田島中学校/演劇部~芝居の直し

【日時】2010.7/12(月)9:00~14:30
【場所】田島中学校・演劇部練習場
【芝居】亀尾佳宏/作「笑い女
■田島中学校/演劇部~芝居の直し_c0209544_2024679.jpg
●中学生の芝居を診たのは初めてだった。
みんなみずみずしくも素晴らしい感受性の持ち主で、思いの外直りが早かった。
はじめに通し稽古を15分程度みせてもらったが、すでに良い感じの芝居になっていた。
ただし、①台詞が相手に入っていない。②芝居の線が弱い。
の弱点があったので、細かい要求を止め、その2つだけを中心に直すことに集中した。
■田島中学校/演劇部~芝居の直し_c0209544_093541.jpg●自分の外側に「アレッ」という驚きをつくることで、台詞の出発点ができ、途端に台詞がイキイキと相手の体に入るようになる。すると役者としての快感がスッと手に入り、途端に演じることが面白くなってくる。
この要求は中学生には少し難しいかなと思っていたが、とんでもない。サッと理解し、なんなく実現してしまった。嬉しい誤算だ。
●観客の意識になって、観客の関心の中心を、空間と時間の中で、しっかり掴んで、芝居の線を作っていくことも、すぐに対応してくれた。日頃の訓練の充実さのたまものか。
●とにかく、初めての中学生体験は「可愛い」の一言。
このみずみずしい感性は、きっとイイ芝居をつくる武器になるとしみじみ思った。


■田島中学校/演劇部~芝居の直し_c0209544_0112973.jpg■■【感想】川村由里/3年
今日は大変お世話になりました。 
わたしたちも日々の練習で台詞の言い方や相手に伝えることができないと感じていたのですが、若林先生の芝居直しによって私自身すごく演技しやすくなったと感じました。
あっという間の5時間に学んだことを大会でいかせるよう
あれっ!という驚きや間をあけることの大切さを実感したいま、まだまだ自分たちを伸ばしていけるように、頑張っていきたいと思います。


■田島中学校/演劇部~芝居の直し_c0209544_094996.jpg■■【感想】漆原理乃/3年
昨日はとっても良い経験をさせてもらいました。ありがとうございます。
私は、演出(本当は助演出なのですが)として、たくさん学びました。
「あれっ」とちゃんと反応することによって、生きた芝居になることや、「ため」を取り入れることで、それもまた生きた芝居になることなど・・・
今回、学んだことを忘れずに大会までつき進んで行きたいと思います。
5時間という長い時間でしたが、ほんの一瞬に感じられるほど、おもしろかったです。
本当にありがとうございました

■■【感想】御法川先生
二時間もかけて遠いところをかけつけてくださり、本当にありがとうございました。
▼子どもたちは、最初は緊張していたようですが、「あれっゲーム」からだんだんとほぐれて、若林先生のマジックにかかってしまいました。
■田島中学校/演劇部~芝居の直し_c0209544_081321.jpg▼かなり細かくとめていくので、稽古のテンポがあがってきて、やりやすかったようです。
今までみんなで試行錯誤して作っていましたが、こんな方法もあるのかと目を見張りました。
迷わず演出をつけていくところ、思い切って「ため」をつくるところなど、優柔不断な私にはとても羨ましい勇気に感じられました。
初対面の生徒とこれだけの濃い時間が作れるのは、演劇の楽しさを存分に知っていて引き出しも豊富にお持ちだからでしょうね。
▼縁あって、田島までお越しくださり、ありがたいことだと思っております。
示唆していただいたことを部員のみんなと話し合いつつ、上演に持っていくつもりです。
本日は本当にありがとうございました。

                                 

by tetsubin5 | 2010-07-12 20:26


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